デンマークの町シリーズ 表紙の町

かつては産業の街 Frederiksvaerk

シェラン島、Hilleroedの西へ約20km、銃器や大砲づくりの街として栄えたFrederiksvaerk。ここは、デンマークで最初の産業の街だった。今では、要所要所に大砲の碑が残されているが、かつての産業都市の面影はなく、流れる運河が情緒をかきたてる。
かつての工場なども残っているが、その目的は一変し、中でもGjethusetは美しい文化施設となっている。この街は、アーティストに寛容な街でもある。Gjethusetの脇にはアーティストたちの工房が並び、創造的な空気に満ちている。
街を流れる運河は、デンマーク最大の湖から、その水を海に流すべく作られたそうだ。平らなデンマークにおいて少し起伏のある街並みは、湖を借景に美しく広がっている。