このコンピュータ Q&Aがはじまってから一貫して、デンマークで日本語のホームページを読む方法、また日本語でメールを送る方法を書いてきました。
今回は、今まで書いてきた情報をまとめ、それにデンマークのプロバイダー(コンピュータをインターネットに接続する業者)の情報を付け加えました。ご活用ください。
OS(オペレーティングシステム)が、Windows95、98、98SE、NTまたはMEの場合
デンマークでコンピュータを購入、日本語を読んだり書くためには、以前はツインブリッジ、漢字ワードなどの市販のソフトを使用していたが、Windows、アウトルック、ワードなどの、ある程度バージョンの高いマイクロソフト社のソフトを使うと、マイクロソフト社の無料ダウンロードプログラムを使うことにより、日本語を読んだり書いたりすることができるようになった。
マイクロソフト社から、Japanese IME (Input Method Editor)をダウンロードする。2001年6月現在マクロソフト社の以下のウェブからダウンロードすることができる。
このダウンロードサイトはよく変更するようなので、見つけられない場合は、マイクロソフト社のホームページで、「japanese」「IME」 などのキーワードで探すこと。
http://www.microsoft.com/Windows/ie/Features/ime.asp
この場合のシステム環境は、以下の通りです。
OSがWindows2000または2000 Professionalの場合
Japanese IMEが標準で含まれている。最初から日本語が使えるようになっていない場合が多いので、設定マコントロールパネルマリージョナルセッティングで、日本語を追加する。この時に、Windows2000のCD―ROMからインストールするので、画面の指定にしたがって、CD−ROMをドライバーに入れる。この方法だと、ワード、アウトルックだけでなく、エクセルなどでも日本語が使えるようになる。
Q:アウトルック、アウトルックエクスプレスを使わずに日本語でメールを打てますか?
A: メール送信用プログラムのアウトルック、アウトルックエクスプレスを使わずに、ホットメール(Hotmail)、ヤフー(Yahoo)メールなどを使うと、インターネットエ クスプローラでインターネットに接続するだけで、日本 語のメールを送受信する事もできます。その場合は、ホ ットメール、ヤフーそれぞれの日本語のホームページからメールアカウントを設定するようにすると、文字化け(日本語で書いたはずのメールが、相手側で意味不明の記号になって受信されてしまう事)を最小限に防げると言われています。ホットメール、ヤフーのメールアドレスは以下の通りです。 www.hotmail.com www.yahoo.co.jp
Q:アウトルック、またはアウトルックエクスプレスで日本語を書いて送信すると、文字化けしていると言われました。
A: メールを送信する時に、メールのエンコードが、日本 語になっている事を確認してください。また、カタカナを半角にして送信すると、文字化けしやすいと言われています
プロバイダーに接続することにより、電子メールアドレス、ホームページを作るためのスペース(通常10〜20Mb)も確保されたり、さまざまなサービスを受けることがで
きます。値段は通常固定されており、年間使用料をプロバイダーに支払った上に接続料を電話会社に支払う方法と、使用料は払わず接続した時のみに支払う方法がある(get2netやteliaなどの電話会社に接続した場合)。
デンマークの大手プロバイダーの多くは、旅行中海外でも、インターネットに接続されたコンピュータさえあればメールを読むことができるウェブメール(Webmail)サービスを提供している。各プロバイダーのホームページから自分のアカウントにあるメールが読めるというサービスだが、日本語のメールは、日本語が読めるようにコンピュータが設定されていないと読めないので注意が必要。
通信は、アナログ、ISDNが一般的だが、ADSLに代表されるブロードバンド(高速大容量)通信も、こういったプロバイダーによって、比較的安価に提供されている。最も一般的なADSLは、一定の月額使用料を払うことにより(約500クローネ、またはそれ以上)、インターネット接続を128 kb/s以上の速いスピードで無制限に使えるというものだ。
プロバイダーの状況は日々変わっており、プロバイダーの選択は容易ではない。サービス、サポートしているOS(例えば、Mobilix ADSLは、Windowsのみサポートしています)、セキュリティーなど、トータルに判断して選択すべきである。
プロバイダーに関する最新情報は、 以下のホームページから入手可能である。
http://www.jubii.dk/Edb_Internet/Internet/Internetudbydere/Landsdaekkende/
ほとんどの図書館で、無料でインターネットに接続されたコンピュータを使用することが可能である。通常、30分から1時間というように、使用時間が制限されている場合が多い。
インターネットの情報を取るもう一つの手段としては、インターネットカフェの利用がある。比較的低額の使用料(通常1時間あたり20クローネ)で、インターネットの情報が取れることが魅力である。デンマークの図書館で無料でインターネットに接続できるため、インターネットカフェは、最近オンラインゲームやチャッティングに使われることが多くなってきた。
日本で使用されていたメールアドレスを海外で使いたい場合は、日本の大手のプロバイダーはたいてい海外ローミングサービスをしている。うまくアクセスポイントが合うと、市内料金程度で日本で使用していたプロバイダーサービス、メールサービスなどが受けられる。