前回、前々回と2回に渡り、日本語の読み書きに関する情報を紹介しました。お役に立ちましたでしょうか?今回はネット上でよく起こる、文字化けについて取り上げてみました。
文字化けの原因
日本語でメールを送る場合、日本語がわけの分からない記号になってしまったりす
る、いわゆる「文字化け」をする場合がある。
いろいろな原因が考えられるが、まず、文字化けの要因は大きく3つある。
1)機種依存文字を使ったウィンドウズ、マック間のメール送信。
2)送信側と受信側の文字コードが異なる場合。
3)半角カタカナの使用した場合。
原因の解説
1)丸数字、省略文字、ローマ文字等は、コンピュータの機種に依存している。こう いった文字を使った場合、文字化けする可能性が強い。メールでは、使わないほうが 無難。
2)文字コード(漢字コード)には「JISコード」「シフトJISコード」「EU Cコード」の3種類があり、その相互間の送信で文字化けを発生する。 ここで、「シフトJISコード」はウィンドウズ、「EUCコード」はUNIX (サーバーなどに使う言語だ。最近はやりのリナックスもこの一種)そのため、イン ターネット上からのメールは「EUCコード」が使われている場合が多かったので、 ウィンドウズ同士の通信が多い人の場合「シフトJISコード」に設定されている ケースが多く文字化けをさせた可能性がありうる。
3)半角カタカナもトラブルが多いことで知られている。
文字化け対応策
1)英語環境で日本語を送る場合は、Encode をShift JIS にして送るとうまく送れる場 合が多いようだ。そう送っても何らかの原因で、受け取る側で文字コードが西ヨー ロッパ言語(ISO)等になって、文字化けが発生する場合もあるようだ。経験上、 ユーザー指定の文字コードでメールが送られてくると、返信メールが文字化けするこ とも多いようだ。
2) 「 $B$J$+$J$+3Z$7$$:E$7J」といった文字化けしたメールを読む場合、OE (Outlook Express)なら[表示]→[エンコード]という機能を使い、そこで[日 本語(自動選択)]を選択する。それでもだめなら、送信者に文面を確認してもらう しかない。文字化けしてきたメールを使って、返信しないこと。送った文面も文字化 けする可能性大である。
3)「????????」といった文字化けした場合、これはもう修復不可能。送り手に 再度送ってもらうしかない。
HTML形式とテキスト形式
Q:メールの送信にはHTML形式とテキスト形式どっちを使う?
A:
通常の使用はテキスト形式にしよう。
HTML方式だと、送る相手のメールソフトによっては、メールが完全に表示されないこ
ともある。そこで、HTML形式で送られてきたメールを嫌う人が多いようだ。アウト
ルック・エクスプレスの初期設定はHTML形式になっているため、知らず知らずHTML形
式でメールを送っている人も多い。通常の使用はテキスト形式にしよう。テキスト形
式にするためには、アウトルックの場合、「ツール」→「オプション」→「送信」でメール送信の形式をデキスト形式に変えておく必要がある。
Q:HTML形式だと何ができるのですか?
A: HTMLとは、ホームページを作成するための仕組みのことで、この形式を使うと、画像 を入れたり、文字のサイズや書体、色などを自由にレイアウトとしたメールを送るこ とができる。絵はがきみたいなメールや、メールの中に音声が入った楽しいメールが 送れるが、相手がHTMLメールを受信できない場合もあるので、相手の環境を確認して から送るようにしよう。